北海道旅行記

9月2日(日)  アポイ山麓→百人浜

7時半起床。テントサイトの向こう側にいた家族のにぎやかな声で目覚めた。天気晴れ。空は雲ひとつない良い天気だった。芝生は朝露で濡れている。ラジオをもってテントの外に出た。ラジオはニュースを伝え始め、ベンチに腰掛けてボケ〜っと朝の一時を過ごした。向こう側では朝食を準備していた。重いからだをやっと動かして、水道まで水汲みに・・・。ガスセットを出して、お湯を沸かして、味噌汁作り。買い置きのパンとおいなりさんを出して、お湯が沸くのを待った。しばしボケ〜っと・・・

←アポイ山麓キャンプ場テントとベンチ

 

 

食を食べて、撤収作業。なんだか作業効率が非常に悪い。チンタラチンタラしてたら、時間があぁ〜〜っというまに過ぎ去り、いつの間にか11時を回っていた。予定移動距離が短いというゆとりも手伝って、ここまで時間を引きずってしまった・・・・。撤収も大詰めも迎えさぁ〜〜て出発!というときに、チャリラーがやってきた。しばしの談笑。朝イチで前泊先を出発しここに着いたそうだ。住んでいる所は忘れたが、確か関東出身だった。北海道生活30日だと言ってた。北海道入りも自走。本州、東北を1週間で走り抜け、北海道に入ったそうな。言われてみれば、チャリもネンキが入ってる。世間話やら情報交換やらで結局15分ぐらい話し込んでしまった。そして最後に、「百人浜に向かう」と言ったら、

旅人:あぁ、あそこは出るよ。
SOSA:が?
旅人:幽霊が。
SOSA:本当に?
旅人:あそこは誰もが「出る」って言ってる場所。気をつけてね〜
SOSA:気をつけてって・・・・・ははは。。。何故出るの?自殺とか?
旅人:昔あそこで船が座礁して、百人んだ・・だから地名も百人って言う。その死者が化けて出るそうな・・・
SOSA:・・・・・・・

海道には
幽霊に遭う為に来たんじゃない!!とか思いつつ、ちょっとビビってみる。そういえば、北海道には心霊スポットが多いと聞いたことが・・・っていうか日本全国その手の場所は多い。一人キャンプ暮らしにはあまり聞きたくない話題だけど。参ったなぁ・・・ともかく時間を見るともう12時近い。その旅人に別れを告げてSOSAは出発。ちなみにその旅人は今晩はアポイで寝るそうな。

1時50分、出発。なんだか雲行きが怪しくなってきた。そしても出てきた。雲悪くかい風。スピードが20キロより上がらない。途中海鳥が多くなってきた。一緒に飛んでる。ここで写真1枚・・

モメと一緒に快走???かと思いきや一層風が強くなった。
そして途中のえりも町で
国道336号と別れを告げ道道34号へ。その分岐で少し遅い昼食。そして出発。ここからが地獄だった。坂道の連続。そして一層強くなる向い風。こ、こ、殺す気かぁ???道が長く長く感じられた。途中何箇所かで休憩。・・・・と、キャンプ場で出会ったチャリラーにも追いつかれた!当たり前・・だって向こうは何も積んでないんだもん。彼の話によると襟裳岬までの日帰りコース・・・だって。あ〜あ、ホントに辛い。坂道ダブル攻撃には勝てない。チンタラチンタラ、急な坂道は自転車を押して歩いた。登っては降りて、降りては登って。ライダーさんにも、通りすがら応援されつつ、襟裳岬を目指す。そう、ここまでは襟裳岬を目指して頑張ってきた。一応のチェックポイント。
通りすがら坂の上から太平洋を撮ってみる。風が相変わらず強い。太陽が雲の隙間から出たり入ったり。
ぁ〜んでこんなにも辛いんだろ・・・・
死に物狂いで自転車で風と坂道と格闘。風を味方につければこっちのもんなのに・・・・・
そしてとうとうやりました!目的の
襟裳岬だ!颯爽と駐車場に滑り込み、チャリを置いて、カメラ持って岬の先端を目指す。観光客は少ない。お土産やから流れてくる演歌だけが鳴り響いてる。

←襟裳岬まで道すがらの風景

 


じゃじゃ〜〜〜ん!
襟裳岬!!!

とうとうやりました!念願の襟裳岬だ!感動!達成感だ〜!ここまでの苦労もなんのその。この感動があるから旅ってやめられない!とうとう来ちゃったって感じ。


展望台より南側を見る


展望台より先端を見る


展望台より北側(百人浜)を見る

足満足。これで天候がよければ良いのに・・・・でも満足。アポイで出会った旅人と再会。そして今夜の食事について語らい、彼は早々に旅立ってしまった。微妙に疲れがあったので休憩がてらお土産屋さんを拝見。でも、何も買わず、駐車場で暖かいコーヒーを飲んでいると、駐車場の整理員のおばちゃんがやってきて、「どっからきたのぉ〜?」なんて声をかけてきた。

SOSA:今日は、様似のほうから。住んでるのは東京。
おばちゃん:ほぉ〜〜ご苦労さん〜。
SOSA:今日は天気が悪いですね〜〜〜
おばちゃん:今年はずっとこんな調子だよ〜。スッキリ晴れた日なんてホントになかったよ。
SOSA:でも昨日良い天気でしたね〜。一昨日は大雨で・・・
おばちゃん:そうそう、昨日は久しぶりの天気。あれぞね〜。でも今日はいさ〜〜
SOSA:そうですねぇ〜風も強いし・・・
おばちゃん:こういう風を「やませ」って言ってね〜これが吹くと北海道はになってあっというまにだよ。
SOSA:へぇ〜〜〜になっちゃうんですか・・・・
<そこに観光バス登場>
おばちゃん:そんじゃ、気をつけてな〜。

と言い残して、去っていった。冬か・・・・っま、自分が北海道滞在中には冬にはならないだろうけど・・・・

て、15時半過ぎだ。襟裳岬を後にする。百人浜沿いに道はまっすぐ。小雨が振り出し、少し霧がかかってきた。手早く雨具を着る。


線の道をこぐ。風は横風になった。さほど気にならずに、百人浜キャンプ場を目指す。車ともあまりすれ違わず、心霊話を思い出してしまった。ちょっと
寒気を感じつつ、交通量の少ない道を真ん中走行。天下を取った気分!

ぷっぷ〜〜〜」クラクション音。あ、いつの間に車が・・・・「ごめんなさぁ〜い」と運転手に軽く会釈。ふぅ〜〜、やっぱ端を走らないといかんねぇ〜〜〜

 

してとうとう到着!!16時15分!「えりも町百人浜オートキャンプ場」は道道より少し小道に入ったところ。手元の資料には、入り口にレストランがある・・・と。当の建物は静まり返ってる・・・アテにしてたのに・・・・・・

ATE:えりも町百人浜オートキャンプ場・・・幌泉郡えりも町字庶野102-5
行き方:襟裳岬より道道36号線を庶野方面に約9キロ。途中看板あり。
利用料金:300円  利用可能期間:4月20日〜10月20日
詳しくはThe全国遊歩参照
使用のガイド(43k)地図(93k)

理棟で手短に手続きを済ませる。利用料金300円、、、キャンパーには手ごろな値段。えりも町のガイドとキャンプ場使用のガイド地図、ごみ袋をもらってテントサイトへ・・・すでに先客がいるが、数は少ない。しかも、ここにはランドリーが完備されてる!洗濯だ!そして近くには高齢者センターがあって、銭湯になっている。温泉ではないが、贅沢は言えない。いささか食事の事が気になったが、幸いにも昼食の残りと、非常食も持ち合わせてるので、一応食糧難に陥らず飢えずにすみそうだ。

ントをたてて、洗濯物を洗濯機に放り込み、その間に銭湯に入りに行った。銭湯の入浴料は300円。これまた手ごろな値段。風呂場内には石鹸がない。何故かシャンプーだけ置いてあるのだ。何も持ってこなかったのでシャンプーで体を洗う羽目になってしまった!

んなこんなで風呂上り後に牛乳を飲んで、テントへ・・・・洗濯物を回収して、ご飯。買い置きのおにぎり・おいなりさんを食べて、缶詰をつまむ。案外おなかが膨れた。自宅に電話を入れてみる。異常なし。

事も万事順調。計画よりも比較的早く進んでいる。日もとっぷり暮れて、いよいよ夜。あの事を思い出してしまった。心霊キャンプ場・・・・あぁ、怖い。ラジオをつけっ放しにして日記を書く。なんだか寒い。夜になって冷えてきた。ありたけの服を着こんで、早目に寝た。

就寝・・・・・結局その夜は幽霊は出なかった。。。めでたしめでたし。

走行距離:42.89キロ   最高速度:43.6キロ/時

 

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