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※赤枠で表示されているのは歩きながら更新していたリアルタイムでの記録です※
| 東京深夜行
歩くことを思い立った。かつて北海道を旅していたときに、出会ったトホダーというものをやってみることにした。いざ実際挑戦となると若干の躊躇というものがあり、当日の朝まで出発するべきか悩んでいた。
当日は、夕方まで仕事。フルに体を動かして、ヘロヘロになりながらマンガ喫茶へ。そこでしばらく仮眠をとる。そして、地下鉄で日本橋まで移動。駅から日本橋までしばらく迷って歩く。あぁ・・・無駄な体力が・・・
そして、日本橋発見!
日本橋周辺で「手相を見せてください」なんていう人物に会う。完全にシカト。 私は無事に100キロ歩ききれるでしょうか? なんて聞いたら驚かれるんだろうな・・と思いつつ、日本橋の写真を撮り続ける。
さて万歩計を0にして日本橋を出発。いきなりどちらに進んでよいのか分からなくなる自分。地図を見るのだが、イマイチ。気の向くままに歩いていく。国道一号の標識が見えて、どうやら間違っていないようだ。東京駅の北側を通って、皇居付近へ。本当は一号線とはそれてしまうが、皇居を沿って内堀通りを歩く。
皇居周辺はランニングコースとして人気がある。一周約5キロ。正確には4,9777キロなのだそうだが、100キロ歩き、皇居を21周すれば達成できる。あ、皇居グルグルでもいいか・・・と思い始めてしまう、気の迷い。 皇居周辺には警察官もたくさんいるわけで、何週もグルグル一日中回っていたら明らかに不審者だ。
法務省・国土交通省・警視庁などを見ながらお堀の周りを歩く。
まずは半蔵門を目指す。半蔵門からは都心を横切る形で延々に西に向かって歩き続けることになる。
まだまだ人がたくさん行き交っている。そして町の明かりがまぶしい。麹町あたりで、突然空腹が襲ってくる。それでも新宿で夕食、、、というのはゆるがない。あまり早い段階で食べてしまったら、おなか一杯になって、歩くのやめたくなりそうだからだ。 四ッ谷駅を越して四谷4丁目へ。
というわけで、トンネルの上に沿って新宿御苑の脇を歩いていく。これを抜けると新宿だ。
中央線を再びまたいで、陸橋下の吉野家で腹ごしらえ。これから歩き続ける栄養は肉でおぎなうことに。
まだまだ元気に歩き続ける。ここで軽く一日の目標歩数は歩ききってしまった。生活習慣病なんてクソくらえなわけです。 歩く歩く・・・・まだまだ余裕なのです。
10キロ地点に到達して、小休止。気分的には早くついたつもりだったけど、時計を見ると早くも22時を回っている。長い時間が経っている割には距離をかせげていない。
ここからは黙々と歩きつづけるのだった。風景も代わり映えなく、そして絶えず車の音が聞こえていて、体力勝負というよりは精神的な勝負だった。途中雨がパラパラ降ってきたものの、そんなものには関せずひたすら歩く。 どんなに歩いても景色が変わらない。頭上に見えていた中央高速は脇に逸れていった。夜の甲州街道には、取締りのパトカーやら、警察官がたくさんいる。そして違反して捕まっている車や、無灯火の自転車をたくさん見て歩く。
とうとう日付を越す。徐々に足に疲れが出ていた。もうじき終電がなくなる、、ここからならまだ電車で帰れる、、、という心の声も聞こえていたり・・・・
甲州街道の交通量はやや減ってきたが、トラックなどの大型車は多く通行している。この標識のソバのコンビニで食料と飲み物を調達。気付けば最後に食事してから3時間経っていて、その間ずっと歩き続けている。 ここまで25914歩。楽しみは万歩計の数字があがっていくのを見ること。
文章にしてみるとさらっとなってしまうが、日記の時間を見て分かるとおり、かなりな時間経過がある。
再びコンビニに立ち寄って何も買うわけでもなくコンビニ前にへたりこむ。足が痛くなった。そして座ってから立つのが辛くなってきた。足が歩くのになれるまでしばらくの時間がかかり、しばらくは苦痛と戦う。歩くのに慣れると歩いているときに痛みはなくなる。
ドンキホーテ発見。店内には人もまばら。それもそう、夜中の3時だもの。ジーパンでの歩行に限界を感じたので、ハーフパンツを購入。980円なり。さすがドンキー!ダテに朝5時までやってませんなぁ〜!
本当に精神的にやばくなる。ラジオを聞いてくだらないけど面白くてシカタがない状態。自分が歩いてると思わないことにした。体は完全に自動運転。ひたすら歩き続けて、信号の赤を見ると自動的に止まる仕組み。一回足を止めてしまうと、動かなくなりそうな状態に。
本当に30キロ地点から八王子までは辛かった。たいした距離もすすんではいなくて、景色も変わらないので、体力を使ってもなんの実感も得られない。
日野橋を渡って、ようやく、少しだけこれまで歩いきた実感をできた。景色がいっぺんに開けたからだ。道幅も狭くなる。
上の空の写真は露光を上げているので必要以上に明るくなってしまったが、夜が明けてきているのは間違いなく、次第に睡魔が襲ってくるのだった。
朝一番なので当然資料館が開いているわけもなく・・・・。目の前を通過して、本当に疲れたので、コンビニで休憩。
朝一番にリュックをしょって疲れた顔をして店内にはった自分を店長とおぼしき人はものめずらしい目で見る。 店長「歩いてるの?」 SOSA「はい。」 店長「どこから?」 SOSA「日本橋からです」 店長「え??・・・・・今までずっと?どこまで行くの?」 SOSA「いけるところまでです。」 驚かれてしまいました。当たり前ですが。100キロだけ歩くとはなんだか言えなかったので、「いけるところまで」と答えてしまったのですがね。 お店の前のベンチに腰をかけたが最後、睡魔が襲ってきて、コクリコクリと寝てしまった。体力が限界に近づいているのが分かった。20分ぐらいパン食べてウトウトして出発。もう、歩き方がおかしくなるほどに足が疲れていて自分の足ではない足がくっついてる気分だった。
駅にはすでに電車が走っていて、本当に朝がきたんだと実感。
身も心も疲れ果てる。歩いてても眠れそう。ふと道路際に座ろうものなら、爆睡だ。市街地に入りそれもできない。ここでヘタにトラブルに巻き込まれたくはない。ひたすら八王子を目指して歩く。八王子までのあいだ、ほとんど記憶がない。
とうとう八王子到着。マンガ喫茶を探して、迷うことなく入っていく。完全個室で助かった・・・・ここから2時間ほど爆睡するのであった・・・・ ここまでの歩数58410歩。44キロ地点だ。
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