1月31日(土)
帯広→阿寒湖→釧路
親切って・・・
| 朝7時半に起床。前日買いためた食料を食べて、出発準備をする。
毎度のことなのだが、一泊してないのに、ひどく部屋を散らかす習性があり、片付けに手間取って出発時間がどんどん遅くなっていくのだ。
今日も天気が良いようだ。意気揚々とホテルを後にして、帯広のアーケード街をつっきって、ヒッチハイクポイントの国道を目指して歩いた。帯広から阿寒湖へ行こうという、ちょっと無謀な作戦だ。 国道241号の十勝大橋をわたりきったところで、ヒッチハイクを始めた。
直線になって見通しの良い場所を見つけたのだが、近くに信号があり、赤信号でとまっていた車はスタートダッシュをしてすごい勢いで通りすぎていく。しかし、存在感はしめせる絶好のポイント!と自信を持って立ち始めたが、甘くはなかった。 ひたすら待つ・・・・ 待つ・・・・ 待つ・・・・ 待つ・・・・ 待つこと47分08秒! やぁ〜〜〜っと一台の車がとまった。 こちらが何かを言い出す前に、運転している中年の女性は、 「兄ちゃん、早く乗りな!乗りな!」 何事だ?何をそんなに急ぐ?少し躊躇してると、 「ここじゃぁ車つかまらないから、この先まで連れてってやるよ!」 と言われた。いまいち良く理解せず、お礼を言いつつ、車に乗り込んだ。よくよく話すと、この中年の女性は道を何往復かして、通るたびにSOSAが立っているので、いたたまれなくて乗せてくれたらしい。 この女性はかなり話し好きだった。東京にいる息子の生い立ちについての話し、今をときめく人−鈴木宗男の話しなどなど。ちょっとだけ乗せるという話だったが、いつのまにかかなり郊外に来た。仕事してなければ、どこまででも連れてってくれると言っていたが、これだけ進めれば十分。中士幌まで来た。 で、その女性は次に乗る車を、自分がとめる!と言い出し、必死に女性を止めたが、ときすでに遅し。車は前を走る車を追い越し、ハザードランプをつけて序序にスピードをおとし、一台の車を強引にとめてしまった。おそるべし、 女性は車をとびだし、とめた車の運転手に、SOSAを乗せてくれるよう交渉していた。一人車に取り残され、交渉の行方を見守る。その女性の迫力に圧倒されて、手も足も口も出なかったのだ。 交渉は成功して、女性に重ね重ねお礼をいい、待ち時間なしで次の車へと乗り込んだ。その車は電気屋さんの車で上士幌まで行くという。車に乗り込んだは良いが、会話がない。 ・・・・・・・ ・・・・・・・ ラジオから流れる曲だけが、車内の冷たい空気を通り過ぎていく。 ・・・・・・・ ・・・・・・・ そろそろ上士幌。 ・・・・・・・ ・・・・・・・ はい、上士幌、、、、その言葉とともに、車はとまった。そしてSOSAはお礼を言う。扉を閉める。車は立ち去る。 、、、なんだったんだ、あの空間は・・・。乗せたくもない他人を無理矢理乗せて走る運転手さんの気持ちも分からないでもない。でも、、 電気屋=サービス業でしょ? 少しは愛想振りまこうよ。乗せてもらった分際で生意気だけど・・・。中年の女性の親切はありがたかったが、まさかこんなことになってるとは、女性は思いもよらないだろう。 とりあえず、上士幌は糠平と足寄へ向かう道の分岐地点でもあるので、足寄方面へ行く道まで移動して、そこからヒッチハイクを開始した。
実は上のヒッチハイクボードは使用していない。作成して使わず終いだったのだ。その理由は、この後にわかる。ここでは「足寄方面」のボードをかかげていた。
交通量はかなり少なかった。というよりも、なかった。ここでも長期戦を覚悟した。待つ、待つ、この待つのも慣れっこになった。 そして意外と車はすぐにとまった。待ち始めて4分14秒後、一台の車がとまった。 「兄ちゃんどこへ行くんだ?足寄か?」 と聞かれた。車内には中年の男性2人が乗っていた。 「足寄を通って阿寒湖へ行きたいのです。」 と答えると、 「そうか、、兄ちゃん学生?学生なら乗せてやるよ。」 といわれたので、正直に学生だと伝え乗せてもらう交渉成立。 荷物をトランクに入れて車に乗り込んだ。実はこの人たち、帯広でSOSAがヒッチハイクしている姿を目撃したいたらしい。その時は通り過ぎて、会社でも話題になっていて、次見つけたら乗せてやろうというと話していたところに、上士幌で立っているSOSAを発見したという。 さすがに帯広で50分近くも立っていて、ちかもヒッチハイクをしようとしていたとあれば、相応には話題になっても良いだろう。SOSAは帯広のみなさんに、話題を一つ提供した立役者というわけだ。 車は信じられないスピードで足寄に到着した。車内で話がはずんでたこともあり、なんと中年の男性は昼食をご馳走してくれることになった。足寄でも有名な?!おいしいパン屋さんにつれていってもらった。
4つもパンをいただいた。たしかにパンはおいしい。車中で食べる。そして、松山千春の家に連れて行ってくれることになった。 少しだけ道に迷いながらも、松山千春の家へ。
松山千春の家で記念撮影をして、車に乗り込む。この男性達は北見に行くらしかった。足寄から242号線を通っていけば、北見へは近いが、阿寒湖へ行って津別経由で北見へ行くという遠回りコースをとってくれることになった。というわけで、このまま一本で阿寒湖へとたどり着くことが決定した。
車は足寄を出て、241号線足寄国道をひたすら阿寒湖を目指す。時速80キロ以上で冬の凍り道を走る。それにしても、信じられないほどに、車内は話題であふれる。時事問題から北海道の話しまで。 実はこの運転手さん、北海道出身議員で全国区で有名になってしまった、S木M男さんの子どもの少林寺かなんかの先生だったんだって。逮捕当時の様子なども話してくれてなかなか面白かった。 阿寒湖へ近づいた時点で、急にオンネトーへ行くと言い出し、道をそれた。オンネトーへ行った事がなかったので冬のオンネトーを楽しみにしたが、オンネトーへ続く道は途中から通行止めになっていた。
そしてとうとう、阿寒湖へついた。これまた運転手さんオススメの日帰り温泉のあるホテルの前でおろしてもらった。 おろしてもらったホテルは「鶴雅(つるが)」。なかなか大きく、超高級旅館といった趣だった。外には日帰り温泉の文字はなく、入っていいものか躊躇したが、勇気を出してフロントへ。
入浴料1400円也! 高いよ、高い。ワンドリンクついても高いでしょ。、、と心で独り言をいいつつも、高級ホテルを味わうのも悪くない!と自分に言い聞かせ、浴場へと向かう。
脱衣場に入ると、下は畳敷き、さすがに高級ホテル!時間が時間ゆえに、人もいない。 浴場はめちゃくちゃ広かった。温泉だし、お風呂の数もたくさん。しかも貸しきり状態!外には阿寒湖面と接した露天風呂。文句なし。のんびりと湯につかり、ときにはうたた寝をして、堪能する。おそらく1400円分は入っただろう。
風呂からあがっても、入る客はまだあまりいなかった。脱衣場で必要以上にノンビリしてから、サンドリンク無料券をせっかくもらっていたので、喫茶店へと行った。そこにはなんと無料で使えるインターネットに接続されたPC。無料という言葉に弱い。 ネットを見ることができるのだが、そのPC致命的な故障があった。 キーボードの「S」キーが使えないのだ。 「S」が使えないということはSOSAの文字も入力できなければ、さ行の文字が入力できない!だめだこりゃぁ・・・一人つぶやきながら、流氷情報だけチェックして、喫茶店ラウンジから見える、阿寒湖の景色を眺めることにした。ラウンジにも人はいなくて、カウンターのウエイトレスのお姉さんと談笑した。どこから来たのか聞かれ、ヒッチハイクしてることに驚かれ、、、とまぁ一通りの相手のリアクションを見て、ホテルを後にすることにした。 時間は14時半。どこかのホテルに入るには時間が早すぎる。そこで釧路に動くことにした。
国道241号線に立ち、ヒッチハイク開始。温泉に入ったおかげで体もポカポカ。通行料が少ないが待っているのは苦にはならなかった。 4分14秒後、トラックがとまった。北海道に入りヒッチハイクを開始して初めてのトラックだ。釧路まで行きたいと告げると、快諾してくれた。ただし条件付、、、釧路の「近く」までつれてってくれるという。 そのトラックは北海道では有名な某ガソリンスタンドのトラックだった。トラックというよりタンクローリーだ。運転手は一見して寡黙な方で、 士幌の沈黙の悪夢が再びか?! と思ったが、違った。よく話してくれる運転手だった。
トラックは制限速度を守り、一定速度で走り続けた。安心できる運転だ。鶴の話し、旅人の話し、ラジオのDJの話しなどなどここでもまた話題がつきなかった、、、のだが、話しの内容が若干古かったのは、少しきつかった(笑) そして釧路近くまでやってきた。お話どおり「近く」でおろされた!場所は西港。運転手さん、釧路駅までの行き方教えてくれたんです。近道を。 でも・・・・、 歩道が雪で埋まっててと通れないじゃん!
車道のすみっこをひたすら歩く。新富士の駅前を歩き、ひたすら釧路駅を目指して歩く。トラックでは近くでも歩くと遠いのだ〜〜!
この旅初めての海を見る。太平洋だ!でも太平洋を見るのもこれが最初で最後だった。 そして日がとっぷり暮れてようやく釧路駅に着いた。BH探すの面倒くさかったので依然とまったことのあるBHへ行くことにした。
ホテルに入り、荷物をおろして、近くのセイコマまで買い物に出た。今回北海追に入ってセイコマに行くのも初めて。食料調達してすぐにホテルに戻った。
こうして一日が終わる。 ☆今日の記録☆ トータル:交通費0円 ヒッチハイク台数8台 |
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