1月29日(水)
東京→女満別→温根湯
え?いきなり?
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この旅が計画されたのは、今年に入ってから。職場の研修やら、大学の行事やら、その他もろもろの仕事の予定をかいくぐりながら、北海道行きを決めた。 今年こその目標としては冬自転車旅だったが、結局あの寒さに臆して自転車持参は諦めた。これはいつの日にか絶対・・・・・・ 自転車を持っていかないなら何か一つでっかいことをしてやろう・・・・、そんなことを思い始めたのだ。昨年の冬北海道旅でも成功を収めたヒッチハイク。そうだ!厳冬期の北海道でヒッチハイクをやって、ここは一つ旅人根性に磨きをかけてやろう! かくして交通費なるべくゼロ作戦は開始されたのだ。
北海道へと旅立つ1週間前、インフルエンザを発症してしまうのだった。それは丁度卒論面接日ともあいかさなり、北海道準備はどんどん遅れていくのであった。熱はぐんぐんあがり42度まで到達。 自分の好きなことのためなら何にでも必死になれるものだ。北海道へ行くために必死にインフルエンザと戦った(笑)
必死の闘病生活のおかげで前日には旅立てる体調まで回復した。かくしてここから2004年冬の北海道旅が始まるのだ。 朝、予定通り起床、予定通りに羽田空港行きのリムジンバスに乗り込む。筋金入りのバックパッカーなら自宅から、ヒッチしなくちゃいけないのかもしれないけど、そこんとこはご愛嬌。ツメが甘い!と言われてしまえばそれまでなのだが・・・・。
昨年と同様に空港で朝食を食べる。いっつも思うのだが、どうしてこうも空港のレストランって高いんだ?これしかないのに、1000円もしやがる!完全に足元見られてる。
チェックインするのも手荷物預けるのもすっかり慣れ切ってしまったもんだ。迷わず作業をすませて、どうしてもつっかかるものがある。どうやっても金属探知機にひっかかるのだ。もう勘弁して欲しい。財布出したし、携帯出したし、鍵だって出したし・・・・・ もぅいつものことだからどうでも良くなってくる。。。 窓側の席を確保できて喜んでいると、ビックリ。飛行機空席だらけじゃん!こりゃぁ容易に窓側確保できるわなぁ。ってか窓側の席しか人座ってないじゃん!こんなんで大丈夫か?JAS! 飛行機は順調に北の大地を目指して飛んでいく。
そしてとうとう女満別空港に降り立った。
降り立って、早速誘惑が襲う。 「北見行きのリムジンバス発車します!」 乗っちゃおうかなぁ・・・。いきなり交通費捻出?!自問自答しながら、結局は乗るのをやめた。徒歩で空港を出るのはきっとSOSAのほかに誰もいまい。 一人トボトボ、空港駐車場を歩いていると、 ツルっっっ っと滑る。北海道に到着して一時間もたたないうちに、こけた。やばい、油断は禁物だ。 空港から北見へとつながる国道39号線までは約2キロ。雪景色もまだ新鮮なので飽きないで歩く。通りすがる車すべての一がこちらのことを見ている・・・。さて国道39号線に着いた。ヒッチハイク開始だ!
ボードに行き先を書くのが面倒だったので、何も書かないで道端でヒッチハイクのジェスチャーを行った。立ち始めて6分15秒。一台の車が止まった。30分ぐらいは覚悟の上で立っていたので、半信半疑で車に近づき、行き先を「北見」であることを告げると、快く乗せていただいた。 乗せていただいたのは、女満別に住む主婦、そして犬が一匹同乗していた。どうやらSOSAはその犬には歓迎されぬ客だったようで終始ほえ続けられた。娘さんのお話や北見の大雪の話など話題に事欠くことはなく、北見まで到着した。別れ際に、もし困ったりまた女満別に戻ってきたらウチにおいで!と、電話番号書いた紙をいただいた。なんと幸先の良い出来事だ!
北見駅前におろしてもらい、ひとまず観光案内図を見にいったみた。北見まで来たものの、何もする予定はなかったし、見るものが何があるのか分からなかった。3年前の夏に北見の街へ車でやってきたことがあったは、記憶してる街並みと異なっていた。あの街並みはどこだったんだろう・・・。 雪に埋もれつつある観光案内図を見ると、駅から近い場所に「北見ハッカ博物館」なるものがあることに気付いた。これといって他になかったのでそこへ行くことにした。
しかし街中には雪が多い。東京でもニュースになるぐらいの大雪が北見をはじめとした道東地区に降ったのだ。訪れた時は大雪から10日ばかりたったとき。まだまだ雪は道路を占拠していた。
ここで初めて北見でハッカを製造していた事実を知った。何気なく寄ったところではあったが、大変興味あるものだった。戦前のハッカ産業を支えていた北見ではあるが、現在ではほとんど栽培していないらしい。蒸留方法など知らないことがたくさんあって、昔の人々の知恵に驚かされた。 博物館内の見学者は自分一人だけ。貸切状態で見学をした。ここで特筆すべきは入場料無料であるということ。ものすごく良心的である。かつ、館内の方が細かく案内してくれた。いろいろなハーブを見せてくれ、すっかり居座ってしまった。 お昼の時間も過ぎていたので、館内を案内してくれた方にご飯を食べる場所を聞くも、どうやらここから徒歩圏内でいける場所はないようだ。博物館を後にして、いったん北見の駅前の商店街を散策することにした。そして発見! モスバーガー! 味が保障さえてるものといったら、これしかないでしょう!他にマックも吉牛も見あたらなかったし。のんびりしてみました。思いのほか北見では見るものがなかった。 そして今晩予約を入れた温根湯温泉へと向けて移動を開始した。駅前ではヒッチはしずらいと判断し、駅前から若干はずれたポイントでヒッチを開始した。最初の5分間はボードを作らなかったが、片側2車線道路という悪条件の下、行き先ボードを作成して立ち始めた。 通行人の痛い視線も感じつつ立っていると、一人の老人に声をかけられた。 そこでタクシーは来ますか? どうやらタクシー待ちと勘違いされたようだ。さっきからタクシー通ってますよと答えると、かくしてSOSAの5メートルはなれたところには、タクシー待ちの老人が立ち始めたのだった。
きっと妙な光景に違いない。ふと気付くといつのまにか老人は消えていたのだが・・・・。14時00分ぐらいから立ち始めて、1回休憩しようと思いはじめた、28分6秒後とうとう一台の車が止まった。そして温根湯まで乗せていただけることになった。乗せていただいたのは、現在単身赴任中のサラリーマンの方。旭川まで行くという。その人は15分前にSOSAが立っているのをみかけ、帰りにまだ立ってたら乗せてやろう・・・と思ってたら、本当にまだ立ってて、乗せてくれたらしい。ありがたいものだ! その人はもともとは大阪に住んでいたようだ。北海道にあこがれて、この地にやってきたらしい。話題はもっか北見の大雪の話。大雪当時の道路の状況を細かに話してくれた。ジュースも一本いただいた。 あぁ〜〜っというまに温根湯温泉まで着いてしまった。運転手さんは、一緒に宿泊する宿まで探してくれた。
チェックインを済ませて通された部屋の大きさにビックリした。いいの?こんなに広くて。
フロントにいた女将さんもまた良い方だった。ヒッチハイクでやってきたことを告げるとかなり驚いていた。食事どうする?って聞かれて、値段を見て悩んでたら、学生さんでしょ?無理しないでコンビニでもいいよ!って笑顔で言ってくれた。 部屋に入って前日の寝不足も手伝ってすっかり寝てしまった。で、気付いたら日が暮れようとしていた。急ぐ旅でもないし、時間はたくさんある。これもアリだろう。 泊まってるところから徒歩5分ぐらいにコンビニがあった。その途中住宅街のような場所を通っていくのだが、屋根につもった雪の多さを見て、つくづく雪の多さを実感した。 のんびり部屋のテレビを見ていたら、東京から電話。諸処事情あって火曜日までには川湯に到着していなければならないことになった。一生懸命地図をみて計画を作り始めたが、いくら考えてもつまらなくなってきたので、ちゃっちゃと寝てしまった。要は火曜日に川湯にいればよいのである。
こうして幸先の良い北海道初日が終わった。
☆今日の記録☆ トータル:交通費0円 ヒッチハイク台数2台
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