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8月25日(日) 利尻→礼文 「突入せよ、桃岩荘!」 |
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朝は雨が降っていた。しかも土砂降り。テントから出ないでノンビリゴロゴロしていた。付近ではカラスが鳴いていてうるさい。8時半をすぎてようやく雨が小降りになって、しばらくしてやんだ。テントから這い出て、炊事場で朝食準備を始めた。すると昨日一緒に話してたライダーさんもでてきて、朝の挨拶。なんとライダーさんは早くも朝食をすませたらしい。朝の土砂降りのせいで自転車大会は中止になったようだ。 朝食を食べて片付け終わったところで桃岩荘に電話した。「8時間コース」ってやつに参加するべく桃岩荘で2泊の予約を入れることが出来た。肝心な宿泊代を聞かないで電話を切ってしまった・・・・ さて、礼文に渡る船は15時20分。それまでに利尻島をほとんど観光していなかったので、一周することにした。一周54キロとツーリングマップルに書いてあったので2時間ちょっとでまわれる!とタカをくくっていた。 さて、利尻一周開始!家財道具一式をキャンプ場に置いていこうとも思ったが、何が起きるかわからないので、荷物を全部持っていくことにした。 10時出発。天気はいまいち良くない。時間がたっぷりあるので、ノンビリ景色を楽しんだ。
寝熊の岩・・・岩が波の浸食で熊が寝ているように見える(左)
この写真を撮ってくれた人は、同じ船で利尻にやってきた人。船の中で少しだけ話した。自転車大会の参加者の人だったのだが、中止となり島内をタクシーで観光しているらしかった。
近くには竜神の岩。 風は追い風。ということは島を半周して北上するときには向かい風?!嫌な予感がする・・・嫌な予感だけは良くあたる。
ここで水を飲んでみた。美味しいのかそうでないのか良く分からないが、北海道の生水は飲んではいけないという中、道内で湧き水を直接飲めるのはここぐらいではないだろうか。利尻や礼文ではキツネが生息していないために、寄生虫の心配がなく、生水を飲むことができるらしい。 島の南の町、仙法志は意外にも人のいる町だった。ここから徐々にアップダウンが始まった。
ただの沼だ。水がきれいなわけでもなく、天気も良くないので、あぁ、、、沼か・・・・といった感じ。
ほとんど開発されていない。沼のほとりにある売店でソフトクリームを買って食べながら沼の側にたたずむ。 そして出発。ここからが地獄だった。強烈な向かい風。そして上り坂。一瞬晴れたと思ったら曇ってきて雨が降り始めた。 結局、鴛泊を経て沓形まで来たのは14時。体がすっかり冷えてしまっていたので、沓形の温泉に入ることにした。それはホテルに併設されているトロン温泉。 旅なれると不思議な感覚が身につく。風呂場で裸になっても、入っている人が地元の人かライダーかちゃりだーかなんとなくわかってしまうのだ。この温泉にもそれらしき人が一人入っていた。ヒゲをはやしていて熊みたいな人。何故かその顔は忘れなかった。向こうもそれとなくこちらの視線に気付いていたようだが、話すわけでもなくいつのまにかいなくなっていた。 温泉からは海が一望できて、景色が良い。雲のすきまから太陽がさしてあたり一面がいっきに明るくなった。浴室内に太陽の陽がさしこんで、温泉のあたたかさと太陽のあたたかさがほどよく気持よくさせた。 温泉からあがってから、フェリーターミナルへ。乗船券を購入していよいよスタンバイ。チャリでちょっとした整理をしていたら、どこからともなく子猫が近寄ってきた。可愛い。そしてスタスタとターミナル内へと入っていってしまった。利尻での野良猫との一瞬のふれあいだった。
もうすぐ船の時間だというのに全然お客さんがいない。いるのは乗り場にお客さんを迎えに来た観光バスだけ。 いよいよ船がやってきた。船に乗り込んだのは車数台と自転車1台とバイクが数台。その中には温泉で一緒だったライダーさんもいた。
降りてくる人はたくさんいた。観光バスの団体さんがメイン。 そして、船は利尻島を出港した。船は貸しきり状態。ほとんどだぁ〜〜れもいなくて寂しいぐらい。利尻から礼文まではほんの40分。利尻島から礼文島がはっきり見えるぐらいだからかなり近い。
後を見れば利尻島が見え、進行方向を見れば礼文島が見える。
40分はあっというまに過ぎていった。
香深港には船を待つたくさんの人がいた。その中に桃岩荘から出迎えに来た人たちも。一目見てすぐに分かった。いったいこれから何がはじまるというのか・・・・謎だらけで疑心暗鬼になりながらユースのヘルパーさんに名前を告げた。自分のほかに同じ船にやってきた人が数名。その中には温泉で一緒だったライダーさんもいた。ここで初めて話した。見た目よりもやさしげな人。どうやらやっぱり噂を聞いてやってきたらしい。ちゃりだーは自分一人。だから、徒歩でやってきた人たちは、珍しそうに自転車に積まれた荷物を見ている。「ブルーサンダーエース号」と呼ばれるトラックに徒歩でやってきた人たちは荷台に乗り込み、ライダー&ちゃりだーは荷物だけは荷台に載せて愛車は自走して連れて行かなければならなかった。 一応、桃岩荘までの道を聞いて教えられた通り、一番遅いであろうちゃりの自分が一番最初に出発。島で唯一の信号を通過して、桃岩方面を目指す。一気に山を登って、一番上にはトンネル。トンネルを越すと島の反対側に出て、一気に下っていく。 坂の途中でみんなの乗ったトラックとバイクに抜かされた。あまり焦ることもなく写真などを撮りながら桃岩荘へ向かう。
若干の晴れ間が出てきた。天気は回復傾向!幸先の良い礼文島入り。
下り坂ともなればトラックよりも早い。あっという間にトラックに追いついて同じタイミングで桃岩荘に到着。桃岩荘は海に面していて、もともとは鮭番屋だったものを改造して宿泊施設にしたらしい。屋根には人がよじのぼってなにやら旗をふっている。
桃岩荘に到着した人全員が 「ただいまぁ〜〜〜」 といって玄関と扉をあける。すると中ではみんな総出で座ってお出迎え。そしてどんちゃん騒ぎ。唖然・・・・・。こ、こ、こ、これが世に名高い桃岩荘か・・・・・ ユース初デビューにして、なんていうところに来てしまったんだ・・・・ 自分はユース会員ではなかったので会員手続きをした。しなくても良いのだが、3泊以上すればモトとれるということで会員になった。受付けなどを済ませて、部屋へ通された。明日翌日8時間コースを歩く人はみんな同じ部屋に泊まる。 さて、桃岩荘は特別なルールがいくつかある。その中でもSOSAを大混乱に導いたのが 桃岩時間 桃岩荘では桃岩時間というものが設定されていて、標準時間よりも30分早く時が進んでいる。標準時間の時計をしている自分にとって、すべて桃岩時間のタイムスケージュールで進んでいる桃岩荘のシステムを理解するのは時間がかかった。 ライダーさんと二人で洗濯をしにランドリー室へ。安く済ませるために二人一緒に洗濯をした。ランドリー室は海に面していて、まさに太陽がもうすぐ沈む光景が見えた。ライダーと二人、桃岩荘の噂の事について語り、ここに来た経緯を話した。二人、期待と不安があるのは事実であった。 我々が桃岩荘に到着してからも、続々と宿泊者はやってきた。そのたびにみんなお出迎えをする。最終的にはちゃりだーも数名いたようだが、人が多すぎて誰がちゃりだーか良く分からなかった。
朝の土砂降りからはうってかわって夕日は見事だった。しばしこの夕日に心を奪われた。 夕食を食べて、いよいよ問題のミーティング。ミーティングをする前の広報活動?!もすさまじかった。なにもかもが特異な世界。まだまだとまどいは隠せない。ミーティングの最初は島の観光案内。普通に面白くて聞き入ってしまう。島の観光案内が終わってだんだん本領が発揮されていく。ユースのヘルパーさんたちがブルマ姿になったりコスプレで登場しはじめて、歌い・踊り始める。そして最終的に我々も踊って歌っている。桃岩荘では酒は一切禁止のためにみんなアルコールは一滴も入っていない。なのに、どこからくる、この ハイテンション!! 気付けば自分もみんなと一緒に踊っている。不思議な力だ・・・・・。桃岩の世界へとどんどん引きずりこまれていく。 桃岩のルールはSOSAを大混乱させているわけだが、みんなをいつも悩ませるのは「利尻島」と言う言葉。桃岩では「利尻島」はNGワードなのだ。理由は簡単明瞭、利尻島は礼文島よりも栄えているので単に嫉妬してるだけ(笑) そして、ミーティング終了後すぐに翌日「8時間コース」を歩く人のための説明会が行われた。 「8時間コース」正式名称は 愛とロマンの8時間コース 必ず愛が生まれるらしい。出会いを求めて来る人は多いようだ。かく言う自分もその一人だ(笑)コースの内容について一通り説明を受けて、グループ分けが行われた。適当にみんなそれぞれが分散して3チームできあがった。そしてチーム名は3つ。「あほチーム」「ももチーム」「いわチーム」。自分らは「いわチーム」となった。メンバーは男5人女3人の計8人。当たり前だがみぃ〜〜んな知らない人たちばっかり。リーダーは去年の経験者。 ちなみに愛とロマンの8時間コースとは、礼文島の最北端から桃岩までの約30キロを歩くというもの。ツーリングマップルでも紹介されているトレッキングコースを歩く。 明日はいよいよ8時間コースを歩くこととなる。
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