第3章 再会東京

 

旅から戻って何気なくちょくちょくメールのやり取りをするようになっていた。10月の誕生日にはお礼の気持ちもこめて、誕生日プレゼントを贈ったし、その後には彼女から手作りのジャムが届いた。実はこの期間に人生にマレに見ぬ状態が続いていた。何故かモテたのだ。10月と11月あわせて3人の女性から告白をされる事態が発生していたのだ。しかしながら、自分の心の中には北海道の彼女の事があり、すべて告白を断ってしまった。

さて、2001年12月、それはクリスマスの日。彼女からメールが届いた。「関東に帰ってきて今羽田にいる」と。メールの遅延状態はこのときも続いており、そのメールを受取ったのは彼女がメールを発信してから随分たってからのことだった。引き続いて「せっかく東京に近いから会わない?」というメールが来て、もちろん快諾。すべてをメールで済ませようというのが間違いだった。思うようにメッセージの交換ができずに、結局会えずに終わってしまった。後々の連絡で12月27日に会う約束をした。

いよいよ12月27日。待ち合わせは東京駅。お台場に行く!という約束をしていたので、お互いアクセスのしやすい東京駅に待ち合わせ場所を決めたのだが、約束の時間になっても彼女は現れない。心配して電話してみると、彼女は時間を勘違いしていたのだ。時間が遅れてしまったけど、会うことが出来てお台場へと向かった。この事が話題となり話は盛り上がり、一日を通して話題に事欠くことはなかった。観覧車は夜乗ることにして、昼間のうちはビーナスフォートを練り歩き、次にデックス東京近辺を歩き回りあっというまに一日は過ぎていった。

観覧車脇のアトラクションを体験してから、いざ観覧車へ。自分も彼女もお台場の観覧車は初体験。北海道の約束して以来3ヶ月でその約束がかなってしまった。二人して目の前に広がる東京の夜景に目を奪われた。観覧車の中では北海道での話をしたのを今でも覚えている。お台場の観覧車からは葛西臨海公園の観覧車も見えた。15分間はあっというまに過ぎ去り、すぐに降りてくる時間となった。観覧車から降りて、近くのよくテレビドラマで使用される橋のベンチに腰掛けて、デックス東京の駄菓子やで買い込んだお菓子を二人して食べた。寒空の下、寒いには寒いのだが、橋の上を走り回ったり、いちゃついているカップルを二人して眺めてたり、「はくさい・にんじん・だいこんゲーム」やったり・・・・。

一瞬会話が途切れた時、彼女は何かを言いかけた。しかしながら不運なことに自分が時を同じくしてしゃべってしまったために、彼女の発言は途切れてしまった。あの時の彼女の表情、何か言いたかったのかな・・・・。今でもそれは気になる。単なる思い過ごしなのかもしれないが。 あの表情だけは今でも忘れることができない。

夜も21時をまわった頃だろうか、、2人はゆりかもめお台場駅に向かっていた。今日あったことなどを楽しく話しながら。とにかく会話はとぎれずに続く。

上野駅まで彼女を見送った。自分にできる見送りはここまで。彼女の実家は東京からは少々離れている。結局彼女がいえに戻ったのは日付を越した頃だったそうだ。この日はもっとも楽しい日であったのだ。ここでまたいつの日にか北海道の再訪も約束していた。

これ以降彼女の再び会うことはない・・・・・・・

♪Music♪  YesNo オフコース 

 

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