第1章 出会い
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彼女との出会いは、確か1999年の春であった。高3の時のことである。まだインターネットでの「出会い」というものが今ほど盛んではなかったときに、ふとしたきっかけ(このきっかけがなんであったのかは、お互いにあまりよく記憶していない)で一つ下である彼女と知り合ったのである。当時、自分には付き合っている人がいたが彼女に付き合っている人がいたかどうかは定かではない。ただの「メル友」であったのだ。これが一番最初の彼女との出会いだ。 メールは毎日することがあれば、2〜3週間あくこともあったが、コンスタントにメールを続けていた。携帯電話がお互い、J−Phoneということもあって、E−Mailから、携帯のメールでやりとりするようになった。 その年の夏、新宿ではじめて彼女に会った。その時、自分は1年5ヶ月付き合った彼女と別れて日が浅かった。だから、「恋愛」を目的に出会ったのではなく、色々な人と友達になりたかった。彼女とは映画(ホラー映画だった)を見て、新宿の街をほっつきあるいて、夕方に別れた。お互い楽しい時間を過ごせた。なにせ彼女の自宅は新宿から程遠い、群馬にあったから早く電車に乗らねばならなかった。 ネットで知り合って、実際に会ったからといって今までとなんら関係が変化するわけでもなく、コンスタントにメールをしあっていた。その内容も他愛のない雑談であった。 そして自分は大学1年になった。彼女は高校3年。まもなく自分に彼女(これまた遠距離なんだけど・・・)ができて、向こうにも彼氏ができた。また、受験生ということもあり、メールも以前よりも頻繁ではなくなり、音沙汰がなくなることが多かった。それでも、2ヶ月に一回なり細々とメールが続いていた。 冬、彼女は受験が終わって、北海道へ行くことが決まった。同時にメールで彼氏と別れた、、、と語った。丁度その頃、自分も遠距離恋愛に終止符を打ち、「遠距離はもう無理だ〜〜!」と彼女に愚痴をこぼしていた。これが数年後に大きな意味合いを持つようになってしまう。 春には彼女は北海道網走の大学に通うようになり、すっかり遠い存在となってしまっていた。無論その頃は自分が網走はおろか北海道に行くなんて思ってみもしなかったし、もう会うことはないかもしれない・・・と思っていた。 |
♪Music♪ 少年時代 井上陽水